時代は遡るが 日本人なら誰でも知る「源頼朝像」ビジネスプロフィールの元祖 である。教科書に掲載されていたサイズは、3cm四方程度であろう。したがって、この12世紀に作られたこの絵が、いかに精緻に描かれているか、ほとんどの人は知らない。それはとても残念である 同時代の、西洋と比べても 表情や服装の微細な柄、肌色と黒服のコントラストなど見事である。 アップで見ると顔にしっかり表情があるのだ。

源頼朝像
源頼朝像

この肖像が発見された寺には他に、平重盛像など3点あるのだが、 どれも顔にしっかり違いがある。 12世紀には、しっかり写実する事が根付いていたのだ。 その後日本画の発展は、印象派的な発展を遂げていく。 この時代以降、もし写実を極める方向に向かったなら 日本画もまた、ルネッサンスに負けない人物写実作品も多く残しただろう。